観劇「三打祝家荘」

26日の午後、国家京劇院の「三打祝家荘」を観ました。

この芝居も初めて観ましたが、
いまいち面白かったー、という感動がありませんでした・・・

「水滸伝」の細かい内容や登場人物をほぼ知らないこともあり、
幕開けで一同勢ぞろいしても誰が誰なのか分らない始末の私。
黄炳強が宋江なのねーぐらいしか分らない・・・
黄炳強、北京で観てもたいして華がないのに、
日本で観るとワーッてな感じで大きく見えたのは、きっと日本だから。
彼は昔は脇役だけだったけど、真面目な唱いっぷりが良かったのに
主役をはるようになってから、逆に埋もれてしまった感が。

期待していたのが祝彪を演じた楊峻峰。
本当に久しぶりに観ましたが(10年ぶり)まだまだ機敏な立ち回りはさすが。
看板役者の趙永偉もブランクがあるとはいえ、おおーと感嘆。
この芝居は派手な立ち回りは最後の方しかありませんが、
そればかりが見所ではなく、
この石秀という役柄を演じる役者の一つ一つの動作を見るのも
この芝居の見所なのではないかと思います。
石秀が帯を蹴り上げて左肩に乗せるのも練習しなければ出来ない動作だし、
見得を切るに至る動作までも美しくなければいけない。
唱を唱いながら飛び回ったりするのだって相当大変なのです。
でも最後の立ち回り、趙永偉が真ん中で見得を切るところ。
あれは、一回飛び跳ねてから足を前後に又割れみたくべたっと床に
つけて、又飛び起きるのが本当ではなかったか・・・?

祝小三、祝老五を演じた司鋅と黄占生も良い味出していて良かったです。
こういう芝居にベテランがいないと締まりません。

二人の花旦、呂慧敏と唐禾香は対照的でした。
呂慧敏は“可愛い”、という感じの花旦。
唐禾香はちょっと毒気のある娘のような感じ。
「紅娘」という同じ芝居を演じても、印象はまったく別になります。
呂慧敏は北京で10月から主役の舞台があるのですぐ帰るんでしょう。
唐禾香、歯切れの良い科白でぴったりなんですけど、
彼女、口を閉じているとき、変に引き締めるのか顔が美しくない・・・

楽和を演じた徐孟珂、あんまり印象に残っていないのです。
あの声が、以前観た侍女にしか思えない・・・

激しい立ち回りもあんまりなく、
話の内容が内容だけに、始まって前半、結構睡魔に襲われているお客さんも・・・・
どうせなら伝統戯が観たかったです。
二団なら二人の男旦の「四郎探母」とか、思い切って「トゥーランドット」とか。
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by xiao-mei | 2009-09-29 23:26

京劇好きの自言自語


by xiao-mei
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