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京劇の唱

初めて京劇の唱を習ったのは
『貴妃酔酒』の最初の唱、
“四平調”の「海島冰輪初転騰~」でした。
『貴妃酔酒』は自分から習いたいと言ったわけではなく、
京劇の先生が決めてくれたのです。
初めて先生にお会いした日にさっそくこの唱を習ったわけです。

先生が最初に手本として唱を唱い、
私がそれに続いて唱います。
最初にやるのは発声練習かと思ったらすぐ唱い始めたので
ちょっとびっくりしました。
最初からうまく京劇の独特な声の出し方ができるわけでは
ありませんので、聴いて真似をして唱うのみです。

楽譜は数字で書かれたものなので、
はっきり言ってなにがなんだか分かりません。
どういうリズムで成り立っているのか今でも分かりません・・・・(笑)
先生が“ドレミ”で歌ってくれましたが、
“ドレミ”って中国でもドレミなのね・・・と感心した覚えがあります・・・

先生がカセットテープに自分が唱うのを録音してくれたので
それを聴いて復習しました。
私の先生は教えるのがお上手な方で、
それから数人の先生に習いましたが1番分かりやすい授業だったなあと
思います。

梅派の代表演目であるこの『貴妃酔酒』。
何故先生が選んだのかというと、
この“四平調”という旋律が1番唱い易いからということでした。
それに『貴妃酔酒』がポピュラーだからかもしれません。
しかし先生は梅派ではなく、明るく活発な少女役の花旦の荀派の先生。
でも先生ならなんでも出来るというのが当たり前のようでした。
by xiao-mei | 2007-06-17 20:41 | 好話

京劇好きの自言自語


by xiao-mei
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