京劇 四郎探母  坐宮

宋の時代、
主人公楊四郎延輝は宋の武家、楊一族の四男。
その頃宋は北の国、契丹民族の遼と戦をしていましたが、金砂浜での戦の時、
一族の多くが戦死、四郎はかろうじて生き残りましたが、遼の捕虜となり、
自分の正体を隠す為、名前を木易(=楊)と変えました。
なぜか遼の蕭太后に気に入られ、彼女の娘、鉄鏡公主と結婚させられます。

そして15年後、自分の母、余太君が軍を率いて国境近くに来ていると聞き、
四郎は一目でいいから会いたいと思い、日々をうつうつとして過ごしていました。

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        李維康 飾 鉄鏡公主    


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         耿其昌 飾 楊四郎  


                     
公主が何か悩みがあるのかと聞いても四郎は答えようとはしません。
公主は必ず当ててみせる、と色々思いつく事を言います。


「もしかして、私の母があなたに対して粗略にしていらっしゃる?」

「もしかして、私達の中が冷たくなってしまったというのかしら」

「もしかして、この宮殿の外へ遊びに行きたくなったの?」

「もしかして、他に女の人が欲しくなったんでしょう」

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四郎にどれも違うよと言われて、公主は悩み考えた末、
「もしかして、自分の肉親に会いたいの?」 と聞きます。

四郎はとうとうその問いが当たっている事を認め、これから言うことは誰にも
言ってはならないと、天に誓ってくれと公主に頼みます。  
四郎はとうとう自分の正体を公主にうちあけたのでした。  

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そして、国境近くに自分の母と弟達が来ているので会いたい、関所を通過したいと
言います。関所を通るには通行証が必要です。
公主は肉親に会いに行ったらもう帰ってこないのではないかと不安になります。
四郎は母に会ったら必ず帰ってくると言います。


では必ず帰って来ると天に誓いなさいと、公主は言います。
四郎は帰らなければ大地に屍をさらすだろうと誓いをたてました。

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公主は通行証を盗んでくるから、必ず帰るようにと、念をおします。
とうとう国境を越えることが出来そうになった四郎ですが、
果たしてうまくいくのでしょうか・・・・






一番最初の四郎の唱   耿其昌 飾 楊四郎



 
 李維康 飾 鉄鏡公主   耿其昌 飾 楊四郎
  

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by xiao-mei | 2006-09-15 22:03 | 好戯 四郎探母

京劇好きの自言自語


by xiao-mei
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