『棒縛』
2009年 07月 01日
毎年8月に地元で薪能が行われるのですが、
今年の狂言は「蚊相撲」。で演じるのは野村万蔵家の皆様。
ずっと「蚊相撲」は見たいと思っていたし、しかも万蔵家。
これは行かねばなるまいと、チケットを購入しました。
12年前にこの野村万蔵家と中国戯曲学院は芸術交流があり、
その時に『附子』と『棒縛』が京劇に改編されて北京で上演されたのでした。
上演された、というか、学院の創作教科の実験的な発表会でした。
私が観たのは『棒縛』でした。
単靖 飾 二菅家(次郎冠者) 李永志 飾 大菅家(太郎冠者)
韓勝存 飾 老爺(主)
1997年5月19日 北京工人倶楽部
『棒縛』
自分が外出すると家来たちが酒を盗み飲みすると思った主人は
太郎冠者を呼び出して次郎冠者の両手を棒で縛り付けさせ、
次には太郎冠者の両手も縛り付けてしまう。
主人はこれで安心だとばかりに出かけて行く。
両手を縛られた二人はよけいに酒が飲みたくなり、互いに酒を
飲ませる方法を思いつき、代わる代わるに酒を飲みあう。
そのうちに主人が帰ってくる・・・・
この『棒縛』は狂言の中でもポピュラーなもので、
何度か観た事もあったのであらすじは知っていましたが
一体どんな風になるのだろうと思っていました。
狂言での二人のこっけいな動きが、京劇ではアクロバティックな動きになり、
京劇にしても十分、それ以上に楽しめました。
だた最後に着物みたいな着物(?)を着た学生が
「終幕」と書かれたボードみたいな物を持って現れ、
「さよなら」とたどたどしい日本語を言って幕が引かれました。
なんだ、あれは!?と、最後がそれだったのでその方が印象に残ってしまいました・・・・
老爺を演じた韓さん、今は北京京劇院の若手老生で今秋の「京劇フェスティバル」で来日、
『呂布と貂蝉』の中で王允を演じます。
大物になったものです・・・・
この頃は戯曲学院も日本の伝統芸能との交流が盛んでした。
今年の狂言は「蚊相撲」。で演じるのは野村万蔵家の皆様。
ずっと「蚊相撲」は見たいと思っていたし、しかも万蔵家。
これは行かねばなるまいと、チケットを購入しました。
12年前にこの野村万蔵家と中国戯曲学院は芸術交流があり、
その時に『附子』と『棒縛』が京劇に改編されて北京で上演されたのでした。
上演された、というか、学院の創作教科の実験的な発表会でした。
私が観たのは『棒縛』でした。
単靖 飾 二菅家(次郎冠者) 李永志 飾 大菅家(太郎冠者)
韓勝存 飾 老爺(主)
1997年5月19日 北京工人倶楽部
『棒縛』
自分が外出すると家来たちが酒を盗み飲みすると思った主人は
太郎冠者を呼び出して次郎冠者の両手を棒で縛り付けさせ、
次には太郎冠者の両手も縛り付けてしまう。
主人はこれで安心だとばかりに出かけて行く。
両手を縛られた二人はよけいに酒が飲みたくなり、互いに酒を
飲ませる方法を思いつき、代わる代わるに酒を飲みあう。
そのうちに主人が帰ってくる・・・・
この『棒縛』は狂言の中でもポピュラーなもので、
何度か観た事もあったのであらすじは知っていましたが
一体どんな風になるのだろうと思っていました。
狂言での二人のこっけいな動きが、京劇ではアクロバティックな動きになり、
京劇にしても十分、それ以上に楽しめました。
だた最後に着物みたいな着物(?)を着た学生が
「終幕」と書かれたボードみたいな物を持って現れ、
「さよなら」とたどたどしい日本語を言って幕が引かれました。
なんだ、あれは!?と、最後がそれだったのでその方が印象に残ってしまいました・・・・
老爺を演じた韓さん、今は北京京劇院の若手老生で今秋の「京劇フェスティバル」で来日、
『呂布と貂蝉』の中で王允を演じます。
大物になったものです・・・・
この頃は戯曲学院も日本の伝統芸能との交流が盛んでした。
by xiao-mei
| 2009-07-01 21:51
| 好話